2015 年の年の瀬に
「はー」とか「ひー」とか「ぎゃぼー」で書き始め、
放置していたことを謝ったのち告知、
を三、四回繰り返して2015年が終わろうとしています。
そんなここを覗いてくださったかた、ありがとうございます。
今年は、家族の健康に一喜一憂とドタバタを繰り返しながらも、
パスカルズとのアルバム、ふちがみとふなとのアルバム、ジ・エンド君トリビュートに参加、と
音源をたくさん製品に出来た、大いにうれしい年でもありました。
この年の瀬に、島根に行ってきました。
松江のハマダさんには、浜田(市)の叔母に会いに行くついでと言い、
浜田の叔母には、松江のハマダさんに会うついでと言い、
実は両方がメインな一泊三日の高速バスの旅でした。
松江のハマダさんとのおしゃべりは話しても話しても楽しく尽きることなく、
でもこっそり、面白いハマダさんは歌のようにすっくと立っていてかっこいいなあと思ったり
（島根のひとが肌がきれいってほんとだなあ）と横顔にみとれたりしました。
年明けのライブ、ほんとに楽しみです。
ハマダさんに続いて会った浜田の叔母は97歳。
以前、88歳のときにちょこっと叔母のことを書きました。
そのときのように面白いことは云わなくなったけれど、
「思いついても、こっち向いただけでもう忘れるし、字も書けん」といいながら
「誉められても97才の身体である」ということを31文字でうまく詠んで
何かの裏に書き残したのを見せてくれました。
昼に着いて、夜行バスに乗るまでの半日、話し続けてくれた叔母の一代記は
16歳くらいまでですでに、私の50余年よりはるかに多くのことが起こっていました。
時代、家族、病気、災害、なにがあってもいつも面白いことを云ってる叔母ちゃんの口からはじめて
諦めと我慢の人生だったという言葉をききました。
半日じゃとても聞ききれないので、またと約束してバスに。
だからどうというわけでなく、
家族の話もたくさんきいた年でもありました。
病院にもよくご縁があって、医療現場のひとに頭が下がったり
年をとるということから見える国のかたちがあるなあと思ったりもしました。
いろいろたくさん思ったことを
じっくり言葉と音でかたちにしていこう、と
これは来年の抱負です。
本当にそうしたいと思います。
よいお年を。
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